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共感マーケティングとは?共感を得るための4ステップを事例つきで解説

現代のマーケティング活動では、いかに消費者から共感を得られるかが重要になっています。しかし「SNSでなかなか共感を得られない」とお悩みの企業は少なくありません。本記事では共感マーケティングの効果と実現するための4ステップを事例つきで解説します。

共感マーケティングとは、ユーザーが共感できるような取り組みを行い、売上やブランド力の向上を狙うマーケティング手法のことです。

昨今話題になっているSDGsの取り組みも、共感マーケティングの施策に該当します。

企業がSDGsの掲げる目標に目を向けることで、環境活動などを行っているユーザーとの間に共通認識が生まれます。そこから共感が発生し、企業の売上アップやファンの増加につながるわけです。

他にもクラウドファンディングで成功している商品やサービスも、共感マーケティングの1つの例と言えます。「こんな商品欲しかった!」「作ったストーリーに感動する」という感情から共感が生まれ、支援者が増えることによってクラウドファンディングの目標金額を達成できます。

現代のマーケティング活動では、このように共感を発生させる取り組みが非常に重要になっています。特にZ世代をターゲットにするなら欠かせない施策の1つです。
なぜZ世代なのかは後ほどご説明します。

とはいえ、共感マーケティングの具体的な取り組み方や重要性を知らない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、共感マーケティングが重要視されている背景や実現するためのステップについて詳しく解説します。

ユーザーから共感を得て、売上アップやリピート率向上を実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

▼企業と顧客が協力して生み出す「共創マーケティング」について

共感マーケティングが重要視されている背景

なぜ、共感マーケティングの重要性は高まっているのでしょうか。

理由は、SNSが誕生し「どの商品を買うか」よりも「誰(どこ)の商品を買うか」が重要視されるようになったからです。

つまり、ユーザーが求めるものは商品の性能や特徴ではなく、ブランドを形成するストーリーや独特の価値観から生まれる共感が購買のきっかけになることが増えています。

特にZ世代はこのような傾向が強く、自分に合っている価値観を重要視しています。

単純に流行っているから商品を購入するのではなく、その商品に対して共感できるかどうかが購買の決め手になっているわけです。これは購買活動だけではなく、就職活動でも同じような傾向が見受けられます。

このように共感をきっかけに購買活動を行うユーザーは、年々増えていくと想定できます。

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共感マーケティングから生まれる4つの効果

共感マーケティングが成功すると、企業のマーケティング活動で大きな効果を得られます。

その効果を4つまとめました。

共感マーケティングから生まれる4つの効果

それぞれの効果を詳しく解説します。

認知を拡大できる

企業の取り組みにユーザーが共感すると、効率的に認知を拡大できます。

なぜなら、ユーザーの中に「シェアしたい!」「この気持ちを一緒に味わいたい!」という感情が生まれ、SNSでその取り組みが拡散されるようになるからです。

例えば、X(Twitter)で多くのリツイートを獲得できれば、フォロワーからそのフォロワーへと情報が伝播して広がりますよね。それに伴って、今までリーチできなかったユーザーにも認知を広げることができます。

ピクルスもX(Twitter)の運用を行なっていますが、1つの投稿から多くの共感(いいねやリツイート)が生まれ、認知拡大に繋がっています。

認知拡大については、下記の記事で具体的な施策を紹介しています。
認知拡大に有効な施策10選!認知拡大の重要性やポイント・事例まで解説!

UGCを獲得できる

共感から生まれるユーザーの言及によって、UGCを獲得できます。
UGC(User Generated Contents)とは、ユーザーが生成したコンテンツのことです。

X(Twitter)だと引用リツイート、Instagramであれば企業アカウントの@メンションをつけたフィードやストーリーの投稿がUGCに該当します。引用リツイートなどではない通常の投稿であっても、企業・サービスに関する内容に関する投稿であればUGCを獲得できていることになります。

SNSのいいねやリツイートと比較すると、UGCを獲得する難易度は高い傾向にありますが、商品・サービスの認知拡大や信頼性の向上につながります。

共感マーケティングの仕組みを構築し、積極的にUGCの獲得を目指しましょう。

UGCを用いたマーケティングについては、下記が参考になります。
インスタグラムのUGCとは?得られる効果や活用方法を分かりやすく解説

口コミマーケティング成功事例6選!失敗事例とイチオシ拡散方法も紹介

▼売上のカギはUGC!コミュニケーションマーケティングを代表が解説!

信頼を得られる

共感マーケティングが成功すると、商品・サービス、あるいは企業の信頼性の向上につながります。

なぜなら、人は何かしらの共通ポイントがあると、その人に対して親近感や信頼感が湧き、共感が生まれる生き物だからです。これは、人対企業も例外ではありません。

例えば、企業とユーザーの間に「SDGs」という共通ポイントがあるだけで、ユーザーは企業のことを信頼しやすくなります。企業の信頼を構築するまでには時間がかかりますが、共通マーケティングによって効率的に得られることを覚えておきましょう。

応援してくれるファンが増える

共感が増えるほど、熱量の高いファンが自社の活動を応援してくれるようになります。

ファンが増えると商品やサービスのリピート率が向上したり、率先してSNSで宣伝活動を行ってくれたりと、様々なメリットがあります。

ただし、一般的なユーザーをファンにするのは簡単なことではありません。ファンになってもらうためには、自社が活動するストーリー(SDGsを実現するまでの過程など)を構築し、継続的に情報発信を行う必要があります。

だからこそ短期的な結果を目指すのではなく、中長期的な成果を目指すことが重要です。大きな効果を見込めるのが共感マーケティングの良いところですので、根気強く取り組みましょう。

ファンマーケティングの成功事例12選|メリットやデメリット、成功するポイントも紹介

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共感マーケティングを実現する4つのステップ

共感マーケティングを実現させるためには、以下の4つのステップを押さえておきましょう。

共感マーケティングを実現する4つのステップ

1. ビジョンを掲げる

ユーザーに共感してもらうためには、企業のビジョンを掲げる必要があります。

ビジネスにおけるビジョンとは、企業が実現したい未来のことです。具体例を挙げると、会計ソフト「freee」で有名なfreee株式会社は、「だれもが自由に経営できる総合型経営プラットフォーム。」というビジョンを掲げています。

このようなビジョンから、「ぜひ実現してほしい!」「そんな社会をずっと待ってた!」というユーザーの声、すなわち共感が生まれます。

ビジョンが不明瞭だと、ユーザーはその企業がどのような世界を実現したいのか分かりません。つまり、ユーザーに興味を持たれず、共感が得られないということです。

企業がどのような活動をしているのか伝えるためにはビジョンが必要です。共感マーケティングを実施するなら、魅力的なビジョンを掲げましょう。

2.ターゲットが抱える問題を分析する

共感を得るためには、ターゲットが抱える問題を分析します。

ターゲットが現状抱えている問題や悩みを深く知ることで、共感を得られるような情報発信ができるようになります。

例えば、前述で例を挙げたfreee株式会社は、会計作業に困っている個人事業主や経営者などに向けて、X(Twitter)上で発信活動を行っています。確定申告が終わっていない人に向けた投稿が共感を呼び、その結果6万人以上のフォロワーを獲得できているのではないでしょうか。

つまり、情報発信する内容がターゲットに寄り添っているからこそ、多くの共感が発生し、SNS上でユーザーはアクションを起こしてくれるわけです。

一方で発信がターゲットに寄り添っていない自己満足の内容になってしまうと、誰からも共感を得られず、逆効果となる可能性すらあります。

そのような事態を防ぐためにも、共感マーケティングを実現するには、ターゲットを深く知るところから始めましょう。

3.継続して情報を発信する

共感マーケティングの施策を実施しても、最初のうちはユーザーからの共感が得られません。むしろ施策実施の初期段階では、「なんか怪しいなぁ」「売り込みのために発信してるんでしょ?」というようにネガティブに捉えられて当然です。

そのようなネガティブな感情を払拭するには、ユーザーから信頼を獲得する必要があります。SNSでの発信活動を継続し、まずはユーザーから信頼を得ることから始めましょう。

今では多くの人に知られている会計ソフトfreeeも、2013年3月から現在まで継続して発信活動を行っており、だからこそクラウド会計ソフトシェアNo.1という地位を築くことができたのだと思います。

ユーザーと定期的にコミュニケーションを取り続けていくことで、多くの共感を得られるように頑張りましょう。

4.ユーザー参加型のキャンペーンを実施してみる

ここまで解説した3つのステップを踏んだのであれば、ユーザー参加型のSNSキャンペーンを実施して、さらに共感マーケティングを広めていくと良いでしょう。

ユーザー参加型のキャンペーンを通じて、ユーザーとのコミュニケーションを深めることができます。その結果として得られる共感が増え、ユーザーのファン化も進みます。

実際に会計ソフトfreeeは、SNS上で数多くのユーザー参加型キャンペーンを実施しています。直近の具体例だと、「個人事業を1年頑張った人」に向けたフォロー&リツイート型のキャンペーンを実施していました。


結果は1.2万リツイートということで、認知拡大に繋がっています。

また、ユーザーからは下記のような共感・freeeへの肯定的なUGCも。


「この企業は自分の気持ちをわかってくれている」という感情を生むことで、長期的な信頼関係の構築にも寄与しています。

SNSキャンペーンについては、下記の記事で解説しています。
【2024年最新】SNSキャンペーン成功事例18選!手法や実施する4つのコツを解説

インスタ運用力診断(202307

まとめ

本記事では、共感マーケティングが重要になった背景や実現するためのステップについて解説しました。

共感マーケティングを実現することで、商品・サービスの認知拡大やUGCの獲得につながります。ユーザーから共感を得られるようになるまでには時間がかかりますが、それでもやる価値がある魅力的な施策です。

とはいえ、闇雲に共感を得るような情報発信を行っても、期待できるほどの効果は見込めません。中身が伴っていない情報発信は必ずユーザーに見破られます。

そのため、自社が狙うターゲットの情報を深く分析し、信頼を得られるように継続的に情報発信を行うことが重要です。

本記事で解説した共感マーケティングを実現するためのステップを参考に、ユーザーから共感を得られるようなマーケティング活動を進めていきましょう。

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