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企業が口コミマーケティングを行うメリットとは?成功事例・ポイント・注意点を解説

口コミマーケティングは効率よく認知を獲得できる施策です。しかし「どうやったら口コミが広がるか分からない」という方が多いのではないでしょうか。そこで本記事では、口コミマーケティングの成功ポイントや注意点を2つの事例を交えて解説します。

「商品・サービスの宣伝をしているけどなかなか認知度が上がらない」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

その原因の一つに、「口コミを広げていくマーケティング施策ができていない」ことがあるかもしれません。口コミは人から人へと伝わっていくことで、徐々にユーザーの認知度を拡大していくことができます。

やり方次第では、他のマーケティング施策よりも効率的に認知を獲得できる、非常に効果のある施策です。

とはいえ
「口コミを広げるのって難しそう」
「以前やったことあるけど口コミがなかなか広がらなかった」
といった方がいらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、口コミマーケティングの基礎から成功ポイント、事例を解説していきます。ぜひ最後までご覧いただき、口コミの拡大にお役立てください。

口コミマーケティングとは

口コミマーケティングとは、消費者の口コミを活用して、認知・購買を促進させるマーケティング手法のことです。

ウィルスのように口コミが拡散してくことに因んで、「バイラルマーケティング」と呼ばれることもあります。

ちなみに、口コミと似たような言葉で「レビュー」というものがありますが、意味は異なります。

  • 口コミ:人から伝わった評判や噂
  • レビュー:自分が体験して感じた感想

さらに具体的に解説すると、「体験した結果、この商品は素晴らしかった」がレビューで、「SNSやサイトで評判を見るとこの商品は良さそうだ」が口コミです。

体験者のレビューがユーザーの間で口コミとして広がり、商品やサービスの認知拡大に繋がっていきます。

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口コミマーケティングの重要性

口コミは認知度を拡大しやすいこともあり、最近のマーケティング活動では重要度が上がってきています。

スマートフォンが普及する以前は、4大マスメディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)を利用した情報発信が一般的でした。当然マスメディアで情報発信を行うには、多額の資金が必要となり個人では到底不可能なことです。

しかし、スマートフォンが普及した現代ではブログやSNS、情報サイトを使って誰もが気軽に商品やサービスのレビューを本音で発信できるようになりました。

マスメディア時代にはなかった購入した人のレビューを直接見れるようになり、最近のユーザーは口コミを参考にして商品やサービスを購入するようになっています。

そういった背景があり、今の時代はあらゆる場面で口コミが使われています。

  • ランディングページ
  • Googleマイビジネス
  • グルメ情報サイト
  • ネットショップ
  • ブログやメディア

例えば、ランディングページに口コミ(お客様の声)を掲載することで、ユーザーは客観的な意見を参考に商品購入の判断をすることができます。

今の時代は、たとえ素晴らしい商品・サービスだとしても比較検討されるのが当たり前なので、そのようなリアルな口コミが信頼性に繋がり、CVの増加に影響してくるでしょう。

さらに最近では、BtoB製品でも利用ユーザーからの客観的な評価が購買の参考情報とされることが多くなり、口コミ(レビュー)が重要視されています。実際、「ITreview」などのIT製品/ SaaSのレビューサイトも登場しており、今後もより広範に口コミ(レビュー)は活用されていくはずです。

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口コミマーケティングを行う4つのメリット

口コミマーケティングには4つのメリットがあります。

口コミマーケティングを行う4つのメリット

商品やサービスの認知度を拡大できる

集客の施策として広告運用やSNS運用を中止した場合、その時点でユーザーとの接点は途絶えてしまいます。

しかし、口コミマーケティングは、企画と仕組みさえ作ってしまえば、口コミを投稿したユーザーからまだ商品の存在を知らないユーザーへと認知度を拡大していくことができます。

そのため、たとえ口コミを広げる企画をやめたとしても、継続的に認知度を拡大できるのが口コミマーケティングを行う最大のメリットです。

費用対効果が高い

口コミマーケティングは、社員の人件費を除いてほぼゼロコストで実行に移すことができます。

なぜなら、広告運用のように多額の資金が必要ないからです。SNSと企画さえあれば、今すぐにでも始めることができます。

もちろん、企画力や戦略がないと失敗する可能性が高いですが、成功すれば広告よりも高い費用対効果を出すことも可能です。

ブランド価値が上がる

口コミにより認知度が向上すれば、ユーザーの間で「〇〇といえば〇〇」というように、商品のブランド価値が徐々に上がっていきます。

当然ブランド価値が上がればさらに口コミは増え、ユーザーの購買行動も加速します。
このようなサイクルは、マーケティング施策では欠かせないと言えるでしょう。

信頼性が上がる

口コミが増えれば増えるほど、商品やサービスへの信頼度が上がります。

例えば、営業マンからオススメされた商品は買わないけど、知り合いがオススメしていた商品は買ったことがあるという経験がある方も多いのではないでしょうか。

それは信頼できる知り合いが商品をオススメしていることで、商品への信頼度が上がるからです。

このように口コミには認知度を上げるだけでなく、信頼度を上げる効果もあります。

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口コミマーケティングを成功させる3つのポイント

口コミマーケティングを成功させるには3つのポイントがあります。

口コミマーケティングを成功させる3つのポイント

コンセプトを明確にする

広がりやすい口コミを作るためには、商品・サービスのコンセプトを明確にする必要があります。

なぜなら、「どの層を狙っているか」「商品を使ってどうなって欲しいか」といったコンセプトが不明瞭だと、口コミ以前の問題でターゲットに認知してもらいにくいからです。例え認知されたとしても、自分と関係性が薄い商品を買うユーザーは少ないでしょう。

しかし、きちんとコンセプトを明確にしておけば、ターゲットに対して適切にアプローチをすることができます。

例えば、「30代の営業マンに向けた外回りでもスマートに使える持ち運び用マウスウォッシュ」といったコンセプトであれば、営業マンの認知度を得やすく口コミを獲得しやすくなります。

コンセプトを明確にすることで、より効果的に口コミを広げることが可能です。

時事ネタを活用する

口コミを広げるためには話題性のある企画が必要不可欠です。
とはいえ、世の中に広がるような話題を作るのは難しいですよね。

そこで役立つのが時事ネタと口コミ企画を組み合わせることです。時事ネタと言えば、エイプリルフールやクリスマス、流行っている流行語などがあります。

例を挙げるなら、観光地にある商店街のクリスマス企画は、口コミマーケティングの一種と言えます。

オリジナル商品やクリスマス仕様のデザインなどを目当てに来たユーザーが、SNSに写真を載せることで、どんどん話題を呼んで口コミを広げることができるでしょう。

このように時事ネタを取り入れた企画は、ユーザー側からすると親近感を持ちやすく、「このことを誰かと共有したい!」という心理が働き、口コミが広がりやすくなります。

口コミが自然発生するような仕組みを作る

企業側から口コミの投稿を促すのは、押し売り感が出てしまうのであまりイメージ的に良くありません。

あくまでユーザーが主体的に行動し、口コミを自然な形で投稿してくれるのが理想的です。

例えば、「商品の写真と指定のハッシュタグを付けて投稿してくれた人にクーポン500円分プレゼント」などのプレゼント企画は、口コミを広げるのに効果的でしょう。

このように何かしらのメリットをつけることで、ユーザーは行動してくれやすくなります。あとは口コミが発生する仕組みを作れば、自然な形で口コミを増やすことができるでしょう。

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口コミマーケティングの注意点2つ

口コミマーケティングを行う際の注意点は以下の2つです。

  • ステルスマーケティングをしない
  • 無断で口コミを掲載しない

ステルスマーケティングをしない

ステルスマーケティングとは、「ユーザーに気づかれないように行う宣伝活動」のことです。略語で「ステマ」と呼ばれたりもします。

ステルスマーケティングの具体例として下記のような方法があります。

  • 企業の社員が一般ユーザーと称して自社製品の良い口コミを投稿
  • 著名人が企業側との金銭取引があるにも関わらず、PRと明記せずに投稿

すなわち、ヤラセやサクラ行為と似たようなものですね。

昨今では、このステルスマーケティングが大きな問題となっており、企業とユーザーとの間で様々なトラブルが多発しています。当然のことながら、ステルスマーケティングを行った企業はユーザーにバレることになり、信頼性も評判も落ちていきます。

しかし、知らず知らずのうちにステルスマーケティングを行ってしまっている企業も増えています。とはいえ、意図せずにステルスマーケティングを行ったとしても、ユーザーを騙している行為に変わりはありません。

必ず口コミマーケティングを行う際は、ステルスマーケティングを意図的に行わないのは当然として、意図せずなっていないかも必ず確認するようにしましょう。

無断で口コミを掲載しない

口コミを自社のWebサイトやSNSに掲載・引用する際は、必ず投稿者の許可をもらうことが必要です。

投稿者の許可なく勝手に口コミを掲載してしまうと、SNSの運営会社に通報されて投稿が削除されたり、著作権侵害で訴えられる可能性が高いです。

事実、2020年にインスタグラム社が「画像の埋め込み機能を使っても著作権侵害に当たる」と公式に発表しています。

つまり、SNSでアップロードしたものは全て投稿者側に著作権があるということです。

口コミを無断転載すれば商品・サービスの信頼度も下がってしまい、口コミマーケティングどころではありません。口コミを掲載する際は必ず気を付けましょう。

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口コミマーケティングが成功した2つの事例

この章では口コミマーケティングの成功事例を2つ解説します。

  • はなまるうどん
  • LEAN BODY

はなまるうどん

はなまるうどんは、その当時テレビ番組で話題になっていた「深海の超巨大イカ」とエイプリルフールを組み合わせ、「まるごとダイオウイカ天」というSNSキャンペーン企画を考えました。

この企画を実行した結果、多くのSNSユーザーの口コミを集めることができ、はなまるうどんのWebサイトは通常の24倍のアクセス数を集めることに成功しています。

インパクトの大きい時事ネタと思わずSNSでシェアしたくなるような企画が、成功した要因と言えます。

LEAN BODY

LEAN BODYは、オンデマンド配信型のオンラインフィットネスサービスです。

比較的新しいサービスですが、SNSでは多数の口コミを獲得しており、まさに口コミマーケティングに成功していると言えるでしょう。

LEAN BODYが口コミを獲得するきっかけとなったのが、一時期大ヒットを記録した「ビリーズブートキャンプ」とのコラボ企画です。「令和版ビリーズブートキャンプ」と名付けられたその企画は、SNS上で瞬く間に話題となり多くのユーザーの反響を呼びました。

Twitterでは、「令和版ビリーズブートキャンプ」や「入隊」といったハッシュタグと共に、ダイエットの経過を載せた投稿によって口コミが広まっていきました。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
現代のマーケティング活動において、口コミを広めていく施策は必要不可欠です。

口コミマーケティングを戦略的に行うことで、商品・サービスの認知度を効率的に上げることができます。もちろんメリットはそれだけではなく、口コミには企業全体のブランド価値を向上させる効果もあります。

口コミマーケティングの具体的な施策としては、SNSキャンペーンがおすすめです。

キャンペーン参加でプレゼント等が当たるSNSキャンペーンは、ブランドへの好意的な口コミ生成・拡散に優れています。

SNSキャンペーンについて詳しくは、下記で解説しています。
【2023年最新】SNSキャンペーン成功事例18選!手法や実施する4つのコツを解説

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