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ブログ「明日のマーケティングは、今日の発見から。」

SNSブランディングで成功してる企業はここが違う!事例から考える6つの成功のポイント

SNSブランディングで成功してる企業はここが違う!事例から考える6つの成功のポイント

TVCMが一般的なマーケティング手法だった数年前と比べると、現在は消費者の購買行動に変化が起きています。
ゼネラルリサーチ株式会社が全国の10〜50代を対象に、SNSの動向を調査したところ、10〜30代の半数以上の方がSNSを参考にして商品を購入していると回答しています。

そのような時代の変化もあり、企業のマーケティング活動においてSNS運用に力を入れている企業も少しずつ増えてきました。

しかし、始めたはいいものの「SNS運用って難しい」「全然フォロワーが増えない」といったお悩みを持つ運用者の方も多いはずです。

確かにSNSの運用が難しいのは事実です。
その一方、マーケティングに予算を潤沢にかけるのが難しい状況であっても、コストをかけずに商品・サービスの認知度を広げていくことができるため、やって損はないマーケティング施策の一つでもあります。

そこで今回の記事ではSNSブランディングに焦点を当て、「SNSブランディングの成功事例から考える6つの成功ポイント」というテーマで解説していきます。

これからの時代は、SNSでブランディングできるかどうかで、ビジネスの命運が決まるといっても過言ではありません。

正しい方法でSNSを運用していけば、どんな企業でも「〇〇と言えばあの商品だよね」と言われるまで認知を拡大することが可能です。
これからSNSブランディングに力を入れていきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもブランディングとは

まず前提知識として、ブランディングの基礎的なところを解説していきます。

ブランディングを簡単に説明すると、「他の企業には出せない自社の価値や独自性を多くの人に知ってもらう活動」のことを言います。

例えば、街中で「コスパが良いアパレルブランドと言えば?」とアンケートしてみると、ユニクロと答える方が多いかもしれません。

また「年末年始にかけて放送されるTV番組といえば?」というアンケートであれば、歌番組である「紅白歌合戦」と答える方もいれば、バラエティ番組の「笑ってはいけないガキの使いあらへんで」と回答する方もいるはずです。

上記の例のように、「〇〇といえば〇〇」と消費者の頭の中に浸透させることで、業界内のポジションを確立することができ、最終的に認知度獲得や購買に繋げることができます。

ブランディングの基礎知識を理解したところで、次の章では「なぜ中小企業がSNSブランディングに力を入れるべきなのか」その具体的な理由について解説していきます。

なぜ今中小企業がSNSブランディングに力を入れるべきなのか

数年前までのブランディング手法といえば、数億円の予算を使って人気テレビ番組の合間にCMを流し、不特定手数の視聴者から認知を獲得していくのが一般的でした。

そのためマーケティング予算を潤沢に抱えている大企業しか実施できないという側面がありましたが、最近はラクスル社のように地方のTVCMをうまく活用して成果を上げる企業も出てきておりTVCMを取り巻く環境も変わってきています。

このように、形を変えながらもTVCMはブランディングの代表的な施策と言えるでしょう。

しかし、いくらTVCMがブランディング施策に効果的でも、中小企業や個人がTVCMを出すには、コストの面で厳しいところもあると思います。またTVCMの場合、狙いたい顧客層だけに情報を届けることはできないので、やはり無駄が多いのも事実です。

そして、総務省が2019年に発表したデータによると、テレビを見る時間よりインターネットの利用時間の方が上回っており、その差は約2倍以上と言われています。

このように若い世代を中心にテレビ離れが進んでおり、家にテレビを置かずスマホを用いてインターネットを利用することが当たり前になってきているのです。

そこで、中小企業が力を入れるべきは「SNSブランディング」の施策です。

SNSブランディングは、TVCMとは違い自社で運用すれば一切の金銭的コストをかけず始めることができます。もちろん人的コストはかかりますが、長期的なリターンを考えると十分に実施する価値があると言えるでしょう。

さらに、TVCMは最近でこそ運用型TVCMといった効果計測をしながらクリエイティブを改善していくサービスなどが増えてきましたが、以前は広告出稿の効果測定をするのも簡単ではありませんでした。

その一方、SNSはフォロワー数や投稿の反応率などをリアルタイムかつ全て数値で把握できるため、効果を最大化するためのPDCAを高速で回すことが可能です。

つまり現代では、昔の大企業のように大規模なコストをかけなくても、SNSを通じてブランディング活動をすれば、どんな商品でも認知度や購買率を上げることができます。

このようにSNSブランディングは、企業・商品・サービスの認知度を上げるために大変有効な施策ですが、その他にもメリットはたくさんあります。次の章をご覧ください。

SNSブランディングのメリットを解説

SNSブランディングのメリットは5つあります。

それぞれ具体的に解説していきます。

認知度の拡大

ビジネスにおいて認知度を獲得することは、非常に難しいと言われています。

しかしSNSブランディングが成功していくと、自社の情報発信をフォロワーが拡散してくれたり、買ってくれた商品の口コミを投稿してくれたりすることで、ものすごい勢いで認知度を拡大していくことが可能です。

また新しい商品・サービスをローンチする場合にも、ブランド力の効果で一気に拡散させることもできます。

広告コストの削減

自社のブランド力が上がれば、消費者が指名で購入してくれるケースが多くなります。

指名で購入してくれるようになれば、当然広告コストを削減することもできるため、利益率の向上にもつながります。

「〇〇といえばあの会社」と言われるほどブランディングができれば、広告にコストを一切かけずとも自社のSNSで情報発信するだけで一定の売上を達成することも夢ではありません。

リピート率の向上

SNSでフォロワーという名のファンが増えれば、商品を再度買ってくれるリピート率も高くなります。

例えば飲食店や美容室など、一度来店してもお客様から忘れられてしまえばリピートはありません。

しかしSNSのフォロワーになってもらうことができれば、定期的に自社の存在をアピールることができるので「もう1回行ってみよう!」とリピートにつなげることができます。

特に今の時代は、新しいサービスがどんどん生まれており、日々競合企業が増えています。
競合に既存顧客が取られないためにも、SNSブランディングを確立させ、リピート率を上げることはとても重要です。

一般的に新規顧客の獲得コストは既存顧客の維持コストの5倍以上かかると言われる通り、リピート率を高めることによって、コスト削減にもつながります。

消費者行動の分析

SNSでは、消費者がどの情報発信に反応し、どのような興味を持っているか、インサイト情報やアンケート機能を使って分析することが可能です。

そのSNSで得た分析データは、競合と差別化するための重要な資産になります。

ブランド力が上げれば上がるほどデータが増えていき、よりハイクオリティな新商品の開発、既存サービスの改善もできるようになります。

求人コストの削減

利益につなげるだけじゃなく、SNSブランディングには求人コストを削減できるメリットもあります。

なぜなら、最近の若年層は大企業よりも、SNSのフォロワー数が多い会社や知名度が高い企業に憧れを持つからです。

直近の事例だと、SNSブランディングに成功している企業で、「全く求人コストをかけずポテンシャルが高い人材を採用し放題」という事例もあります。

一般的に人材を採用するためには100万以上のコストがかかりますが、SNSで採用できるようになればコストはほとんどかかりません。

その分、他のところに投資できるようになるので、かなりのメリットになり得るでしょう。

以上、5つのメリットを解説してきました。
この記事を読まれて、SNSブランディングを始めてみたくなった方も多いのではないでしょうか。

しかし、SNSブランディングは戦略もなしに始めて、上手くいくようなものではありません。だからこそ、SNSブランディングが上手くいっている中小企業の事例を見て、戦略を立てていく必要があります。

次の章では、SNSブランディングの成功事例について解説していきます。

SNSブランディングが成功している企業事例

今回はSNSブランディングが上手い企業を2社ピックアップして、成功している理由を解説します。

1.株式会社バルクオム

バルクオム社が展開しているBULK HOMMEは、男性をメインターゲットとしている化粧品ブランドです。

SNSフォロワーは、インスタグラム9,000人以上、ツイッターでは30,000人を超えています。最近では木村拓哉さんを広告等として起用したことで、一躍話題のブランドにもなりました。

そんな男性の幅広い年代から支持されているバルクオム社のSNSブランディング成功の理由は、SNS上での圧倒的なUGC(User Generated Content)戦略にあります。

そもそもUGCとは、消費者が作ったコンテンツのことを言います。

例えば、自社のアパレル商品を買ってくれた消費者が、「インスグラムのストーリーで@メンションしてくれた」「Twitterで商品を写真付きで投稿してくれた」など口コミのことを言います。

このUGCによる戦略は、商品の認知度を獲得しやすく、実際に使ったユーザーによる客観的な意見のため、リード獲得に繋がりやすいのが特徴です。

バルクオム社はこのUGCをフル活用し、購入してくれたユーザーに自然発生的に口コミを投稿してもらうことで、今やインスタグラム上でファンによる投稿が1.5万件以上もあります。

このようなUGC戦略により、今までの「化粧品は女性のもの」というイメージを覆し、メンズ専用の化粧品ブランドとして業界でのポジションを確立しています。

2.IKEUCHI ORGANIC 株式会社

IKEUCHI ORGANIC社は、オーガニック100%の今治タオル専門店です。
創業したのは約70年以上前の1953年なので、歴史の長い伝統的企業になります。

IKEUCHI ORGANIC社のSNSでの人気は凄まじく、フォロワーの数はInstagram約4,900人、Twitterは3,700人を超えています(2021年8月時点)。

さらに、IKEUCHI ORGANICがメインハッシュタグとしている「#今治タオル」は9.4万件の投稿数があり、圧倒的に消費者から支持されているとわかるタオルブランドです。

そんな多くのファンを獲得しているIKEUCHI ORGANICが掲げている目標は、「2073年(創業120周年)までに赤ちゃんが食べられるタオルを作る」です。

このように、ターゲットに対する明確なメッセージがあることも、SNSブランディング成功の秘訣と言えます。

今回紹介した2社の事例には、どの企業でも使えるSNSブランディング成功のポイントがたくさん含まれています。その成功ポイントを意識すれば、どのような企業であれ自社製品をSNSでブランディングすることが可能です。

次の章で具体的に解説していきますので、ぜひご覧ください。

事例から考えるSNSブランディング6つの成功ポイント

SNSブランディングを成功させるためのポイントは以下の6つです。

1.コンセプト
2.一貫性
3.著名人とのコラボ
4.フォロワーキャンペーン
5.ファンとのコミュニケーション
6.代表自ら情報発信

1.コンセプト

SNSでブランディング化するには、「誰に何を伝えたいのか」という明確なコンセプトが必要になります。

今回事例で紹介したIKEUCHI ORGENICのコンセプトは、「最大限の安全と最小限の環境負荷」、BULK HOMMEのコンセプトは「メンズスキンケアの、ベーシックであり続ける」です。

このようにメッセージ性が強いほど、ファンとなりうる人たちは企業のことを興味持ってくれます。具体的なペルソナを想定して、コンセプトを考えていきましょう。

2.一貫性

一貫性のある投稿というのは、特定のジャンルに絞った内容で情報発信し、軸をブラさないようにすることです。

例えば、アパレルの情報発信をしているのに、たまにグルメや旅行の写真が混ざっているSNSアカウントを見て、消費者はどう思うでしょうか。

興味を持ってくれる可能性も低く、ファンになる人も少ないかもしれません。

BULK HOMMEのInstagramアカウントを見るとわかりますが、一貫した白と黒の世界観、まさにメンズ化粧品らしい内容が発信されています。

ブランディング化するなら、一貫した発信内容を心がけましょう。

3.著名人とのコラボ

SNSブランディングで成功している企業のほとんどは、芸能人やインフルエンサーといった著名人とコラボしています。

コラボをすることで認知度を上げるだけでなく、信頼性のアップ、既存フォロワーのさらなるファン化を加速させることも可能です。

ただ、著名人とのコラボはどうしてもキャスティングの費用が掛かってしまいます。

早期にブランドを確立する目的として著名人とのコラボは良い施策ですが、コストがかかる点は注意しましょう。

4.フォロワーキャンペーン

フォロワーキャンペーンを定期的に実施するのもSNSブランディングには効果的です。

例えば、購入しようか検討していたけどなかなか手が出せない人に対して「LINE@の追加とInstagramのタグづけをしてくれたら、20%OFFクーポイントをプレゼントします」といったイメージです。

そうすれば、リードとUGC両方獲得することができます。

多少の割引コストはかかりますが、結果的にリードとUGCを獲得できるので、さらなる購買につながる可能性が高い施策のためオススメです。

5.ファンとのコミュニケーション

SNSブランディングにおいて、ファンとのコミュニケーションも欠かせない成功ポイントの一つです。

各SNSによってコミュニケーションの取り方は違いますが、Instagramであればアンケートを取ったり、コメントへの返信など、YouTubeであれ定期的なライブ配信での質疑応答などが挙げられます。

コミュニケーションを取ることにより、ファンとの間に親近感が芽生え、さらなる商品の拡散や購入に繋がります。TVCMでは実施できないファンとのコミュニケーションはSNSブランディングならではの施策と言えるでしょう。

6.代表自ら情報発信

最近では企業の代表が自ら情報発信を行い、ブランディングしているケースをよく見かけます。

理由は、商品・サービスのSNSアカウントで情報発信を行う場合、どうしても認知度を集めにくいからです。
そこで代表自身で認知度を集められるような情報発信を行い、ファンに企業の存在を知ってもらうことで、商品・サービスのSNSブランディング化を早めることができます。

顧客も商品・サービスの作り手の顔が見えると安心するので、そういった側面からも代表自ら情報発信することは実施する価値があると言えます。

SNSブランディングで逆効果になる3つの注意点

この章では、SNSブランディングをする場合の注意点を3つ解説します。

これまでご紹介してきた通り、SNSブランディングは時間をかけてでもやる価値があります。しかし、注意点を知っておかないと自社のブランド力を低下させる逆ブランディングになるリスクもあるため、しっかり確認しておきましょう。

他社を批判するような発信内容

SNSでブランディングするなら、競合他社を批判するのは避けましょう。

企業としての信頼を失うだけでなく、批判した会社から損害賠償請求される可能性もあります。

とにかく他社の批判はリスクしかなく、メリットもありませんのでやめておきましょう。

フォロワーを買ったりする行為

「フォロワーを買えば数字も増えて権威性のあるアカウントに見えるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、今の時代フォロワーを買ったかどうか判断することは、消費者側も簡単にできます。

こちらも他社を批判する行為と同様、信頼を失いアカウント停止のリスクもあるので避けるのが賢明です。

ニーズを満たさないコンテンツ配信

SNSアカウントをフォローしてもらうためにも、ユーザーのニーズを満たせるようなコンテンツを作ることが大切です。

ユーザーは、自分たちに必要のない情報発信をしているアカウントをフォローすることはありません。

そのため、こちら側が一方的に情報を押し付けるのではなく、ユーザーが何を求めているか分析して、ニーズを満たせるような情報発信を心がけましょう。

まとめ

今回の記事では、SNSブランディングの成功事例と6つの成功ポイントについて解説しました。

なるべくコストをかけず、商品・サービスの認知度を上げるならSNSブランディングの施策はとても有効です。

もちろん、かなりの時間と労力はかかりますが、今回ご紹介したポイントを押さえて実施していけばきっと成果に繋がります。

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